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総合看護専門学校 令和5年度 卒業証書授与式

ページID:0380092 掲載日:2024年5月17日更新 印刷ページ表示

 

愛知県立総合看護専門学校 令和5年度 卒業証書授与式

令和6年3月6日に、令和5年度第一看護科第51回生の卒業証書授与式を挙行いたしました。今年度は、ご家族や来賓の方々をお招きし、在校生も参加し厳かにそして華やかに行われました。

 

卒業生116名、一人一人の名前を呼んだあと、学校長から代表者へ卒業証書を授与しました。

卒業式

 

来賓の方々からは、ご祝辞をいただきました。

 

会場

在校生代表が、卒業生に向け、在校生のことばを読み上げました。

<在校生のことば>

冬の寒さが和らぎ始め、陽の光やそよ吹く風の暖かさに春の訪れを感じる季節となりました。本日、晴れてこの愛知県立総合看護専門学校の卒業を迎えられた三年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
 今、卒業を迎え、三年生の皆様はこれまでの日々に思いを馳せていることと思います。仲間と過ごした三年間はあっという間だったのではないでしょうか。

四月の学年交流会の時は、バレーなどの球技を通し勝敗をかけて真剣に戦い、先輩方のクラスの団結力を感じました。そんな中休憩中に音楽を流していると、一緒に音楽にのって踊ってくださる先輩もいてとても楽しい時間を過ごすことができました。また、コロナ禍で制限されつつも行われた学校祭では、先輩方との交流によって企画することや様々な思いを取りまとめる大切さを学ばせていただきました。私達在校生は、学校の行事や日頃の学校生活など様々な場面を通して先輩方の姿を見てきました。実習と課題に追われる忙しい中でも、行事と勉強にと努力を惜しまず必死に取り組む先輩方の姿をとても偉大に感じていました。不安なことやわからないことがあると、いつも優しく教えてくださいました。実習を乗り越えるポイントなど細く気さくに教えてくださったことで、私達らしく歩むことができ、先輩たちの経験から得られた言葉は、在校生にとってかけがえのないものとなっています。

今、私達二年生は、それぞれ実習施設において領域実習をさせて頂いています。日々新しいことを知り授業で学んだことを統合し、受持ち患者さんの気持ちに寄り添い、状態に合わせて看護を実践することの難しさを感じています。そんな時、先輩たちが教務室で実習担当の先生と、受持ち患者さんへの看護について相談している姿や、図書室で司書さんに患者さんの全体像に合わせた、看護を計画するための文献について尋ねている姿を思い出しました。私達も先輩たちのように患者さんにより良い看護をするための努力をしていきたいと思います。そして、先輩方への感謝と尊敬の気持ちを忘れずに、後に続く後輩たちの手本となれるように 仲間と共に尽力していきたいと思います。
 私たち後輩は、三年間でさまざまな困難を乗り越えてきた先輩たちの力を感じています。卒業後は新たに辛いことや苦しいことがたくさん出てくるかもしれません。そんな時は、県総看で出会った仲間と励まし合ってきた日々を思い出していただき、先輩の思い描く素敵な看護師になってください。

 最後になりますが、本日御卒業される皆様の門出を祝し、さらなるご活躍を心よりお祈り致しまして、在校生一同のお祝いの言葉とさせていただきます。

令和六年 三月六日

在校生代表

 

卒業生代表が、​卒業生のことばを読み上げました。

<卒業生のことば>

吹く風にも春の訪れを感じさせる陽気となったこの良き日に、私たち第五十一回生は卒業の日を迎えることができました。教職員の皆様をはじめ、多くの皆様のご臨席の下、このような式を挙行してくださり卒業生一同、感謝申し上げます。

 新型コロナウイルスが猛威を振るっていた二年前の四月、これから始まる新しい生活に期待と不安を抱き、この体育館で入学式を迎えました。入学当初は学ぶべきことの多さや初めて触れる授業内容に戸惑い、不安や緊張が大きくなりましたが、それ以上に夢に近づいているという大きな喜びを感じました。

 一年生で行われた継灯式では、誓いの言葉を胸に皆で看護師への思いを新たにしました。初めての実習は分からない事ばかりでしたが、グループメンバーとの協力や、緊張で覚束ない私たちの援助を受け入れてくださった患者さんからの言葉に励まされ、看護のやりがいを感じながら少しずつ成長することができました。

 二年生の後期から三年生にかけての領域別実習では様々なことを学びました。コロナ禍ということもあり、感染拡大防止の観点から思うように実習が進まない時もありましたが限られた時間の中で患者さんのニーズを捉え、展開する力を身につけることができました。又、多くの患者さんと関わらせていただいたこの領域別実習は、自身の看護観を深く考える機会にもなりました。実習を重ねるうちに、看護師は患者さんに最も近い存在であること、患者さんの声を一番聞きやすい立場にあることを実感しました。この学生の時に学んだ「患者に寄り添う大切さ」を忘れずに、どんな時でも患者さんの声に耳を傾けられる看護師を目指していきます。

 実習が終わってからは休む間もなく、看護師国家試験への勉強が本格的に始まりました。勉強しても分からないことが増え続けるばかりで、国家試験が近づくごとに不安に押しつぶされそうになりました。しかし、これまで支え合った仲間と共に切磋琢磨し合った日々は忘れることのできないかけがえのない思い出です。

 長かった実習や国家試験の勉強は慣れない事ばかりで何度も挫けそうになりました。それでも最後までやり遂げて今日ここに立てるのは同じ目標に向かって、互いに支え励まし合える仲間がいたからこそです。卒業する喜びの一方で、仲間と離れてしまう寂しさを感じずにはいられません。皆には感謝の気持ちで一杯です。

 また、コロナ禍という状況でも私たちを受け入れご指導くださいました臨床の指導者の方々、受け持たせていただいた患者さん、サポートしてくださった職員の皆さん、そして、厳しい状況の中、私たちが学びを深められるように試行錯誤してくださった学校長先生をはじめとする先生方のおかげで今日という日を迎えることができました。また、辛い時も悲しい時もいつも寄り添い、近くで支えてくださった家族。私たちを温かく見守ってくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。

 私たちはこの三年間で得た多くの学びをそれぞれの看護観を胸に新たな道を歩み始めます。感謝と初心を忘れずに、信頼に応えていけるよう努力を重ねていきたいと思います。

 最後になりますが、皆様のご健康と総合看護専門学校の輝かしい発展をお祈りいたしまして、卒業生の言葉とさせていただきます。

令和六年三月六日

  卒業生代表

 

 

第51回生が、本校で学んだ3年間の看護の知識と技術、看護の心を胸にそれぞれの新たな一歩を踏み出しました。それぞれの道で、活躍されることをお祈りしております。

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